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家庭用ミシンの段付き押さえを自作   

職業用とキルスペで悩んでキルスペにして、ゴキゲンで使っていますが、たまーに職業用が羨ましくなります。
特に羨ましいのは、工業用の押さえと互換性があること。
段付き押さえとかめちゃくちゃ便利そうですよね。
これぐらい家庭用ミシンでも出してくれよ、って思うのですが、まあないものは仕方ないので、あるもので代用してみました。
以下文中の付属品の名前などはエクシードシリーズのものです。

家庭用ミシンの段付き押さえを自作_e0177997_17172870.jpg

まず、ブラインドステッチ押さえ(D)と裁ち目かがり押さえ(C)。
どちらも、押さえの裏側にガイドがついてます。
これを段に沿わせて、針基線を左にずらして縫うと、ガイドから一定の幅で縫えますね。
針基線位置次第で、ステッチの幅も変えられます。
ブラインドステッチ押さえで最大4mmぐらい。裁ち目かがり押さえなら7mmぐらいいけるかなー。

縫っているところです。
カーディガンの前立てを2×4ロックで付けた後、縫い代を片倒ししてステッチを入れるの図。
家庭用ミシンの段付き押さえを自作_e0177997_10099.jpg


ただ、針基線を変更するので、直線用針板と併用できないんですね。
針基線を中央のまま縫えないか…考えまして。
要は押さえの裏に段が付いてればいいんでしょー、というわけで自作した段付き押さえがこれ。
家庭用ミシンの段付き押さえを自作_e0177997_152716.jpg

基本押さえ(A)に、カグスベールを貼りました。
椅子の足とかに貼る床の傷防止シートなのですが、よくあるフェルトのやつではなくて、表面がテフロン加工されてて、とっても滑りがいいんです。東急ハンズとかで売ってます。
シート状で売ってるのを小さく切って、好きなステッチ幅になるよう押さえに貼るだけ。
布が引っかからないように、できるだけバリを取って、角を丸めておくと良いですね。

縫ってるところはこんな感じ。これもカーディガンの前立てのステッチです。
家庭用ミシンの段付き押さえを自作_e0177997_235998.jpg

カグスベールが押さえからはみ出してますけど、別に問題無いです。
押さえの厚みが増えた分、押え圧は下げています。
もしかしたら裏毛とかだと引っかかって剥がれるかもしれませんね。

ステッチはこちら。
家庭用ミシンの段付き押さえを自作_e0177997_231869.jpg

しっかり等幅です。

どちらもきついカーブでは試してないのですが、カグスベールの前後幅を小さくすれば、けっこうキツ目のカーブでも対応できるのではと思っています。
カグスベールのパーツをまとめて切っておいて、その都度貼って使い捨てるのが楽かな。
よし量産しよう。
よく使う幅なら、予備の押さえ買って、ボンドででも貼っちゃって、専用の押さえを作ってもいいかも。

※注意※
このプチ改造は私の自己責任でやっています。
今のところミシンになにか変化が起きたということはありませんが、押さえの厚みが本来より少し増えることで、中長期的にミシン本体に何らかの影響はあるかもしれません。
じゃんじゃん真似して頂いていいですが、真似される方も自己責任ということでよろしくお願いします。
(まあ、厚地重ねて縫うのと比べたら全然薄いし、なんも起こらんとおもうけどね)

by whitedandelion | 2014-08-28 02:24 | 道具・tips

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